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400nice記念自作詩「あなたのそばに・・・・」 [短編]

即席で書いた脈略のない文章ですが、
久しぶりに自作詩書いてみました。

あえて細かな設定はしていませんが、
暇つぶしにでも読んでみて下さい。
(暇つぶしにもならないくらい陳腐な文章ですがww)
束の間のひととき、あなたにこの言葉が届きますように

「あなたのそばに・・・・」


タグ:自作詩
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伝えたい言葉 [短編]


ある日、私は尋ねた
いつも私の傍にいる大切な友達に

『ねぇ、私の事・・・・・好き?』
彼はにっこりと笑い、頷いた
『大好きだよ みんな大好き』
あの人も、この人も、あいつも、こいつも

そして私は、遠くにいる私の大切な彼を指差し、
彼は?と言った
『うん、もちろん大好きだよ』

そのとき私は、走って行って彼に尋ねた
『あの子の事大好き?』
彼は変な意味じゃないなら好きだよと言った

私は言えなかった
『・・・・・私も貴方の事が大好きだよ』と
どうしてだろう、いつもはあんなにも楽に話せるのに

伝えられるのに

伝えたい

たった一言
『大好きだよ』

後書き


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綴る言の葉 [短編]

初めて感情に任せて文章を綴りました。
脈略の無い乱文ですが、個人的には満足です。
ほかの小説とは関係なく、
自分の気持ちや思った事を書いてあるだけですので
もし良ければ読んでみてください。

綴る言の葉


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ある少年の追憶 [短編]

あの日、僕は世界の真実の残酷さを知った。

僕の運命の歯車が外れてしまったのは、12年前の事だ。
4歳の頃、僕の父親は突然姿を消した。
物心ついてから間もない年頃だった僕は、
てっきり、長い旅行に行ったのかと思った。

1年半経った頃、母親が病気で死んだ。
両親がいない。
僕の心は、その重大な事実に全く気づけていなかった。
その頃僕には、年の離れた兄がいて
12歳だった。
兄は、両親がいなくなっても、
何も言わず葬式の時も泣かずに、僕の側にいた。
『ねえ、お兄ちゃん。ぱぱとままはどこ??』
僕が尋ねると、兄は黙って笑って
『すぐ・・・戻って来るよ・・・。』
と言った。

その後僕と兄は、親戚の家に引き取られ、
今までと変わらない生活をした。
そして、事件は起こった。
ここまで話すと、どこかありきたりな
話に思えるかもしれない。
兄は、父と同様に消えてしまった。
兄は、中学校進学直前だった。
サクラ咲く、春の夜に。
僕は、まだ幼稚園生だった。
僕の周りにある、狭い世の中は
僕を、不幸な子供と見なした。
肉親と、兄弟を失った不幸な子供として。

そして、6年の月日が経った。
僕の周りの反応は、だんだんと、
薄れてゆきそして僕の存在は影となった。



ある少女の追想 [短編]


あなたと出逢ってからどれくらいの月日が経っただろう。
もし、あなたと出逢っていなかったら。
そう思うと少しだけ胸が痛くなる。

       『〜願い〜』

私の願いは、「もう誰も傷つけさせない事」
だから、召還だ。(よんだ)
あなたの名前を。
もう失いたくないから。
『我が願いを  我が祈りを  叶えよ  
召還  英霊  呼び名  エルリアーレ・ファランドール』
 
あなたは言った。
「自分はこの未来(さき)に護りたい人がいる。
だから、お前を護る」と。

私の願いは、護りたい。
この未来(さき)にいる明日の自分。
千年の時間を超えて、その未来にいる自分。
もうその存在が私じゃなくても、届けたいこの思いを。

そして月日は流れる。
あなたと私の繋いだ手は、
ほどけた。呆気なく。
決別したふたり。

『誰にも・・・・私の願いを・・・・邪魔させない!!!』
私の願いは・・・・なに?

あなたの手は遠く、彼方にあって。
もう取り戻せなかった。
でも、戻って来てくれた。
私を助けてくれた。

いつしか、願いは変わっていた。
『あなたと・・・・生きていたい。』
ただそれだけでいい。もう何も要らないから。

だけど、神様はそれを許してくれなかった。
「もう、時は来てしまった・・・。
自分の魂は、やがて生まれ変わってしまうと。」

そして、あなたは消えてしまった。
私を遺して。

“一人の人間が召還した英霊は、咎人だった。
人ならざるものの穢された魂。
願いと祈りと出会いと別れと。”

これは、一人の少女と英霊の叙事詩である。

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